レッドブルが、F1日本GPを前に「書道イベント」をメディア向けに公開した。
ダニエル・リカルド(レッドブル)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を指導するのは各方面で活躍する書家・川尾朋子さんだ。
まず、川尾さんがリカルドとフェルスタッペンにお手本を見せる。縦横140cmの半紙を前に精神統一。会場は静まりかえる。そして特大の筆に墨汁を滴らせ、静かに、そして時に大胆に筆を自在に動かし「翼」の一文字を書いた。その様子を後方左右からのぞき込む2人のF1ドライバー。
その後、2人に出されたお題は「勝」「利」の2文字。リカルドが「勝」、フェルスタッペンが「利」を担当する。
おちゃらけるダニエル・リカルド
特大筆を担ぐマックス・フェルスタッペン
書く前は余裕の二人・・・
まずは書家・川尾朋子さんがお手本を見せる前に精神統一・・・
静寂の中、大胆に書き始めた
書き上げた文字はレッドブルでおなじみの「翼」だ
■リカルドは「勝」
最初の挑戦者はリカルドだ。まず墨汁が滴った特大筆の重さを確認し「OK」と余裕の様子だったが、「両手で持っていいの?」と質問すると「片手で書きます」と返され、「Oh...」とやや戸惑っていた。
リカルドは通常の半紙にお手本として書かれた「勝」を見ながら、漢字の書き順を教わり、特大半紙に特大筆を置いて指導を受けながら書き出した。練習なしで臨んだため、最後の「力」を書く部分が小さくなってしまい苦笑いだったが、なんとか「勝」を完成させた。
ダニエル・リカルドが指導を受けながら「勝」を書き始めた
真剣な表情のダニエル・リカルド
払いをうまくやってのけたが・・・
ダニエル・リカルドが筆で書いたサインは「Daniel-san(ダニエルさん)」
■フェルスタッペンは「利」
次にフェルスタッペンが挑戦。やはり同じように書き順を教わり、スムーズに書き出した。リカルドの挑戦を見ていたためか、「簡単だよ」とやや余裕がありそうだ。ところが書き終えた「利」は全体的に線が細くなってしまい、書き終わったフェルスタッペンは「恥ずかしい。数時間練習したかった」と悔しがっていた。
最後は金屏風を前に自身が書いた「勝」「利」と記念撮影。フェルスタッペンは自分の書いた「利」に「恥ずかしい」と金屏風の裏に隠れるなど21歳らしい一面を見せ、会場を沸かせた。
「簡単だよ」と言っていたマックス・フェルスタッペンだが・・・
その出来映えに納得いかないようだった
最後は自分のサインを。
マックス・フェルスタッペンが筆で書いたサインにはカーナンバー「33」も
先生と記念撮影するリカルドとフェルスタッペン
「勝」「利」を目指して力強くポーズを決めるレッドブルのドライバーたち