どうやらエステバン・オコンが今季いっぱいはフォース・インディアで走ることになりそうだ。
ウィリアムズに所属するランス・ストロールの父ローレンス・ストロールがフォース・インディアの新たなオーナーとなったことで、最近では近いうちにストロールがフォース・インディアへ移籍し、オコンがシートを失うことになるようだとうわさされていた。
だが、最新の情報によれば、少なくとも今季は最後までオコンがフォース・インディアのドライバーを務めることになりそうだ。
先週末に今季のF1第15戦シンガポールGPが開催されたマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで、オコンは次のように語った。
「僕が知る限り、僕はシーズン最後までフォース・インディアにとどまることになると思うよ」
オコンはメルセデスとの契約下にあるドライバーだが、メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフはどのライバルチームも政治的理由でオコンと2019年シーズンの契約を結ぼうとしないと怒りの声を発していた。
21歳のフランス出身ドライバーであるオコンは、スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように語った。
「もちろん、よくはないよ。素晴らしい状況とは言えないからね。今後どうなるか分からず、ただ待ち続けるしかないのはつらいものさ」
「僕にできることは、コース上で自分を表現することだけだ」
そう語ったオコンだが、シンガポールGP決勝では1周目にチームメートのセルジオ・ペレスにはじき飛ばされてウォールの餌食となり、自己表現のパフォーマンスを見せる機会すら失ってしまっていた。
そのクラッシュについて質問されたオコンは、ただ「ノーコメント」と答えるだけだった。