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【マクラーレン】2019年ドライバーラインアップはサインツとノリス

2018年09月03日(月)21:34 pm

マクラーレン・レーシングは3日(月)、2019年のF1シーズンにカルロス・サインツとランド・ノリスのラインアップで臨むことを正式に発表した。

マクラーレンではすでに2018年シーズン限りでのF1引退を発表したフェルナンド・アロンソの後任としてルノーのドライバーを務めているカルロス・サインツの獲得を発表していた。

今季アロンソのチームメートを務めていたストフェル・バンドーンは今季いっぱいでマクラーレンを離脱することになり、その後任はリザーブドライバーを務めている18歳のノリスが務めることになった。

イギリス人ドライバーのノリスは2017年にマクラーレンのヤングドライバー・プログラムのメンバーとなり、昨年から公式テスト走行やシミュレーター作業を担当。2017年にハンガロリンクで行われたテストでは、その直前に行われたF1ハンガリーGP予選でフェルナンド・アロンソがマークした予選タイムを上回るタイムを刻んでみせたことで一躍有名になった。今季は第13戦ベルギーGP、第14戦イタリアGPでフリー走行1回目を担当している。

昨年ヨーロッパF3選手権に初参戦したノリスは1年目にして年間タイトルを獲得。今年はF1直下のカテゴリーであるF2にも参戦。現在ランキング2番手につけている。

3日に発表された声明の中で、マクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンとノリスはそれぞれ次のように語っている。

■ザック・ブラウン(マクラーレン・レーシングCEO)

「ついに2019年に誰がマクラーレンのドライバーを務めることになるのかを発表することができて非常にうれしく思っている」

「我々はランドは大きな可能性を秘めた素晴らしい人材だと信じているし、我々が彼をマクラーレンにとどめておくことに必死になったのはそれが理由だ」

「彼が速いことはすでに分かっている。彼は学ぶのも早いし、若いながらも大人の考え方ができる。我々が一緒にやれば将来に向けて大きな可能性があると思っている。我々が彼のキャリアが芽吹くようにシミュレーター開発やクルマを経験させるという投資を行ってきたことは十分に価値のあることだった。彼はクルマに乗ったときも、エンジニアリングチームとの仕事においてもその能力を示し続けてきている」

「ランドは我々の将来に向けたF1運営再構築計画に欠かせない存在だし、すでにチームとも強固な関係を築いている」

「我々はランドとカルロスという素晴らしい2人で臨むことになる。どちらもまだかなり若いとは言え、F1やマクラーレンで貴重な経験を積んできているし、マクラーレンの次世代ドライバーとしてチームの発展をリードしていく役割を務めてくれることになる」

「同時に、我々は2018年シーズンの残りのレースで可能な限りの結果を得ることを短期目標として定めているし、今後のチャンスに向けて大きなやる気を抱いている」

■ランド・ノリス(マクラーレン/リザーブドライバー)

「マクラーレンのレースドライバーになることが発表されて夢がかなった思いだ。僕はもうしばらく前からこのチームの一員としてやってきていたけれど、これは特別な瞬間だし、僕が望んでいた唯一のことが現実になったんだ」

「僕を信じ、この素晴らしいチャンスを与えてくれたチームの全員に感謝したい。そして、マクラーレンがこれまで僕の成長のために提供してくれたことに対してものすごく感謝している。テストや過去2レースの金曜日で僕にF1カーの経験を積ませてくれたんだからね」

「2018年の残りに向けては、僕はF2選手権に集中していくつもりだ。マクラーレンのフルタイムドライバーになる前にタイトルをとることが目標だよ。厳しいだろうけど、残りの4レースでは可能な限りハードに戦うつもりだ」

「そして、来年に向けて最善の準備をするために、ドライバーやエンジニア、そしてメカニックたちからあらゆる機会を通じて可能な限り学ぶことができるようマクラーレンとも密接に仕事をしていくよ」

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