かつてベネトンやルノーF1のチーム代表を務めていたフラビオ・ブリアトーレに対し、イタリアの裁判所が禁固18か月の実刑判決を言い渡した。
2年前、ブリアトーレは自身が所有する豪華なヨットに関する脱税容疑に関し有罪一審判決を受け、これに対して上告していた。
このほどイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が報じたところによれば、検察側は禁固4年を求刑したものの、ジェノバの控訴審は1年6か月の実刑をブリアトーレに対して申し渡したという。
この裁判ではブリアトーレを含む全部で5名が脱税容疑で起訴されている。容疑は、ブリアトーレたちは所有する「フォース・ブルー号」と名付けられた豪華ヨットを業務にも使用していたとして偽造請求書を発行し、これにより360万ユーロ(約4億8千万円)もの付加価値税納付を怠っていたというものだ。
フォース・ブルー号もすでに差し押さえられたと伝えられているが、ブリアトーレの弁護士は次のように語っている。
「裁判官の判決に目を通した上で最高裁に上告することになるだろう。我々はブリアトーレ氏の無実を確信している」