ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介が、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで行われる2017年F1第14戦シンガポールGP(17日決勝)に向けて意気込みを語った。
■長谷川祐介(ホンダF1プロジェクト責任者)
「イタリアでヨーロッパでのシーズンは終わりを告げたものの、終盤の遠征レースに向けてシンガポールへ向かいますし、我々のF1キャンペーンはさらに増強し続けます」
「典型的な熱帯気候であり、暑くて湿度が高いシンガポールのコンディションはドライバーやチームメンバーにとって厳しいものです。それにもかかわらず、F1関係者にとって街並みがレースの素晴らしい背景をかもしだすシンガポールGPはすごく好まれるものとなっています」
「前回のイタリアGPは残念な結果に終わりました。しかし、あのようなパワーが必要なサーキットにおいていいペースで走行できたのは前向きなことでした」
「アウトドローモ・ナツィオナーレ・モンツァとは正反対にタイトな低速コーナーが多いマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでは絶対的なパワーへの依存度は小さくなり、今シーズン前半に行われたハンガリーGPのように我々の強みを生かせるはずです」
「いい週末とするには、パワーユニットとシャシーによるクルマ全体のバランスがカギとなるでしょう。ですから我々のエンジニアたちは理想的なセットアップを施そうと懸命に取り組んでいます。ドライバーたちが必要とされるポイント獲得を狙えるよう、いいパッケージを提供できることを期待しています」