うわさによれば、3季連続で苦戦を強いられたマクラーレンは、2018年にはホンダ以外のメーカーからパワーユニット供給を受けるために水面下でさまざまな交渉を続けているようだと言われている。
■一定の改善を示したスペック3PU
だが、ホンダが最近投入したスペック3と呼ばれるパワーユニットの信頼性はかなり向上しているとともに、前戦F1ハンガリーGP決勝ではフェルナンド・アロンソがファステストラップを記録したことでも分かるようにパワーが向上してきていることも確かだ。
■ベルギーではスペック4投入も?
最近の報道によれば、マクラーレンとしては来季のエンジンパートナー決定の最終期限を9月と定めているようだ。だが、夏休み後の8月27日に決勝が行われるベルギーGPには、ホンダがさらに改良を進めたスペック4を投入することになるだろうと言われている。
■ホンダの進化が必要だとブーリエ
スペインの『Marca(マルカ)』によれば、そのスペック4パワーユニットはこれまでよりも15馬力向上されており、その後さらに40馬力の出力アップ実現も見込まれているという。そうなれば、現在最強を誇るメルセデスやフェラーリとの差は45馬力以内に縮まってくることになる。
マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエはその記事の中で次のように語っている。
「夏休み後にホンダが我々にもうひとつの進化版を提供できるかどうか様子を見よう。我々にはそれが必要なんだ」