ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノーF1)は、観客席でレースを見て、ホンダエンジンのサウンドがほかとは違うのに気づいたと話している。
第8戦アゼルバイジャンGPでリタイアしたヒュルケンベルグは、そのあとレースを観客席から見ていた。
そのとき、ホンダエンジンのサウンドがほかのものとは違うことに気づいたと『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』に語っている。
「低速コーナーでは、明らかに一番大きい音だ」
「トラックみたいなガラガラ、ガタガタという音がして、よくレースができるなと不思議に思うよ」
「でも、アクセルを踏むと、途端にエンジンが静かになって、ほとんどまったく音が聞こえなくなるんだ」
■ホンダが「スペック3」を投入
マクラーレンは、ホンダの新しい「スペック3」のエンジンでF1オーストリアGP(9日決勝)を戦っている。
この新しいパワーユニットについて、マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、「事実上は同じもの」と話し、期待は「ない」と語っていた。
チームメートのストフェル・バンドーンも、「大きな違いはないと思う」と開幕前の6日(木)に母国ベルギーのテレビ局『RTBF』に語っている。
「本当にコース上でパフォーマンスの向上があるのか、最初のフリー走行で見てみないと」
「何か新しいものがあるのはいいことだ。そういう意味では、たとえコンマ1秒であっても歓迎だよ」
オーストリアGP初日に、マクラーレンは2回目のフリー走行をアロンソが8位、バンドーンが12位で終えた。
チーム代表のエリック・ブーリエはスペック3について、「パフォーマンス面で比較的有効な進化を遂げられたようだ」と話している。