F1公式サイトが、2009年F1モナコGPでポール・トゥ・ウィンを飾ったジェンソン・バトン(当時ブラウンGP・メルセデス)の映像を公開した。
2009年当時、ジェンソン・バトンは開幕から7戦中6勝を達成するという圧倒的な強さを誇っていた。その中には、夢にまで見たF1モナコGPでの初勝利も含まれている。
ポールポジションから圧倒的な速さを見せたバトンは、2位でチームメート、ルーベンス・バリチェロを大きくリードしていた。
レース中、ミスなく走行していたジェンソン・バトンが、唯一のミスを犯したのはレース後だった。優勝したジェンソン・バトンは、上位3台が本来停車すべきポディウム前に止めず、4位以下のクルマと同じピット側の車両保管所に停めてしまった。
後にコースマーシャルの手違いだったことがわかったものの、このミスにより、ジェンソン・バトンはウィニング・ランならぬ、ウィニング・ジョグをしながらホームストレートを駆け下りることとなった。
モナコで初優勝をしたバトンにとって、思い出深いジョギングになったことは間違いないだろう。
2017年、この思い出深いモナコでスポット参戦するジェンソン・バトンは、調子の上がっているマクラーレン・ホンダでどのような結果を残すのかに注目されている。なお、バトンは今シーズンのクルマに一度も乗っておらず、シミュレーターのみで挑むことになる。
●【動画】スポット参戦するジェンソン・バトン、2009年の再現なるか?(1:05)