ホンダF1プロジェクト責任者の長谷川祐介が、ソチ・オートドロームで行われる2017年F1第4戦ロシアGP(30日決勝)に向けて次のように語った。
■長谷川祐介(ホンダF1プロジェクト責任者)
「バーレーンでは残念なレース週末となってしまいましたが、その後同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われたシーズン内テストでは非常に忙しい日々を過ごしました。チームはMGU-Hの問題改善に向けていくつかの対策を講じるため懸命な取り組みを行いました」
「テスト2日目にはストフェル(バンドーン)が81周の走行を行うことができ、我々もその問題に対する対策の方向性を確認することができたと思っています。その結果は、チームのハードワークと意志の強さを証明するものです」
「2016年のロシアGPでは、マクラーレン・ホンダは2台ともポイント圏内でレースを終えました。ですからもちろん、我々としてもそれを再び実現できるようベストを尽くしていきます。とは言うものの、ロシアGPも我々にとっては厳しいレースとなるだろうと思っています」
「90度コーナーと長いストレートが組み合わされているサーキットの特性からすれば、ストップ&スタートのレースとなるでしょうし、エネルギー・マネジメントのバランスが重要になります。パワーを引き出すとともに、燃料をセーブすることもカギとなるでしょう。もちろん、我々もマクラーレンとともにフリー走行セッションを通じて最善のセットアップが施せるよう懸命に取り組んでいきます。そしていいパフォーマンスを示すことができるのを期待しています」