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【SUPER GT】MOTUL AUTECH GT-R、7位まで順位を上げてポイントフィニッシュ

2017年04月09日(日)22:23 pm

SUPER GT第1戦の決勝レースが4月9日に行われ、#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は予選14位から大きくポジションアップし、7位でチェッカーを受けた。

今シーズンから決勝日のスケジュール進行が大幅に変更となり、午前中に行われていたフリー走行が廃止され、この日最初の走行はスタート進行前のウォームアップ走行となった。

ここで20分のセッションが設けられ、#23 GT-Rはクインタレッリから走行を開始した。前日とは変わって穏やかな晴れ間が広がり、気温・路面温度もいくらか上昇。クインタレッリは計測4周を走行すると松田にバトンタッチし、代わった松田は1分21秒880のベストタイムを記録した。

#23 GT-Rのスタートドライバーはクインタレッリがつとめ、午後2時34分に今シーズンの初戦がスタートした。しかし、フォーメーションラップ中に他チームのマシンが車両トラブルによりストップし、レースは赤旗中断し、セーフティカー先導によりリスタートが切られることになった。
11番手まで順位が上がった形でレースは仕切り直しとなったが、6周目にGT300クラスのアクシデントにより再度セーフティカーが導入。
12周目に再スタートすると、ようやく本格的に戦いの火ぶたが切られることとなった。この時点で、#23 GT-Rはポイント獲得圏内の10位に浮上。
36周を終えてタイヤとドライバー交代のためにピットに戻ると、素早いピットワークを披露し、全車のピットストップが終わった時点で7位までポジションアップに成功した。

レースも後半戦に入った52周目には、GT300クラスのマシンがコース上でクラッシュし、決勝レース中で3度目のセーフティカー導入。6番手を走るマシンとの差も一気につまり、62周目に再スタートが切られると、松田はこれに食らいついていった。
周回数が進むにつれ、GT300クラスのマシンがバックマーカーとして表れ始めると前のマシンとの差も再び広がっていったが、最後までプッシュの手を止めることなく81周を走り切り、7位でチェッカー。開幕戦で着実にシリーズポイントを獲得した。

■#23 ドライバー 松田次生

「ポイントを獲得できたことは良かったですが、上位6台がレクサス、ホンダ勢にトラブルが起きたということを考えると、今日決勝レースを走ってみて改めて自分たちの実力を感じることができたように思います。
でもこれがひとつバロメーターになって、何をしたらクルマが良くなるかというのが、チームも開発陣営も分かったと思うし、シーズンはまだ長いので、この先のレースで上位に上がれるように頑張ります」

■#23 ドライバー ロニー・クインタレッリ

「ポイントを獲りたかったので、7位で4ポイントが獲れたのは良かったです。ピットインのタイミングですが、インラップで他のマシンに引っかからずに走れたので、メカニックの作業の速さと合わせてすごくいい形でピット作業ができて、何台か抜くことができました。チームの力でとれた7位です。
この結果を出せたことでみんなにも少し自信がついたと思うし、これからもクルマをレベルアップできるように頑張ります」

■ニスモ 鈴木豊監督

「ポイントが獲れたことは非常に大きいです。ドライバーをはじめ、チーム全員が与えられた環境の中で100点の仕事をしてくれた結果かなと思います。開幕戦を終えて、課題が非常に明確になったので、これからはその課題一つ一つにしっかりと取り組んでいきたいです。
それとともに、荒れたレースの中でも自分たちの戦いを続けていくことがチャンピオン獲得につながると信じて、1戦1戦 質の高いレースをしていけるよう、大事に戦っていきたいと思います」

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