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【マクラーレン・ホンダ】アロンソが2017年型車MCL32のデビュー走行を担当

2017年02月10日(金)18:31 pm

マクラーレン・ホンダの2017年型車「MCL32」のステアリングを最初に握るのはフェルナンド・アロンソになるようだ。

■これまでのイメージからの脱却を図るマクラーレン

昨年、長きにわたってマクラーレンの最高権威の座にあったロン・デニスが失脚。新たなリーダーとしてアメリカ人のザック・ブラウンを迎えたチームはこれまでのイメージからの脱却を図ろうとしている。

デニスがマクラーレンに加入してから伝統的に使用されていたMP4というシャシー名称が変更されるとともに、今年はかつてのマクラーレンの伝統色であるオレンジが施されたカラーリングに一新されるようだとのうわさもささやかれている。

そして、スペインのラジオ局『Cadena Cope(カデナ・コペ)』が伝えたところによれば、27日(月)からスペインのバルセロナで行われる今年最初のF1公式シーズン前テストで最初にマクラーレン・ホンダの2017年型車による走行を担当するのはアロンソとなるという。

■まだ勝利は狙えないだろうとブラウン

2015年から始まったマクラーレンとホンダのコラボレーションも今年で3年目を迎える。昨年堅実な改善を見せたマクラーレン・ホンダが今季は表彰台や優勝も争えるチームになるのではないかとの期待も高まっている。

だが、新マネジングディレクターのブラウンは、アメリカの『Road & Track(ロード・アンド・トラック)』誌に対し、ここまで結果が出せていないことにチームメンバーたちも「不満を抱えている」ものの、2017年にも「1勝もあげることはできないだろう」と語り、一気に勝利が狙えるところにまではいかないだろうと考えていることを明らかにしている。

■チーム再編に取り組むブーリエ

マクラーレンでは、デニスの失脚に続き、デニスが招き入れていた新CEOのヨースト・カピートもチームを離脱したことが明らかとなっている。また、最近これまでチームマネジャーを務めていたデビッド・レディングもウィリアムズへと移籍してしまうなど、チーム体制もまだ完全に落ち着いた状態だとは言えないようだ。

しかし、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、「F1には変化がつきものであることを理解すべきだと思っている」と語り、そうした変化が起こるのはF1では当然のことだと主張している。

だが、空席を埋めるためにマクラーレン以外から人材を連れてくることを考えたかと質問されたブーリエは、「いや、1秒たりとも考えたことはない」と語り、チーム内部で体制の見直しを行っていることを示唆した。

■MCL32には「エキサイティングな変化」も

さらに、アロンソによってデビュー走行が行われることになる2017年型車について質問を受けたブーリエは、マクラーレン・ホンダMCL32は昨年のものと比べると「エキサイティングな変化」が取り入れられていると答え、次のように付け加えた。

「だが、これらについては2月24日(金)に世界に向けて公開するまでは秘密にしておきたいんだ」

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