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ベッテル、ウエットタイヤテストで今年の初クラッシュ

セバスチャン・ベッテル（フェラーリ）が、2017年シーズンが正式にスタートする前に早くもクラッシュを演じてしまった。

今季のF1公式シーズン前テストは27日（月）からスペインのバルセロナで行われることになっている。だが、ベッテルは9日（木）にイタリアのフィオラノ・サーキットでピレリのウエットタイヤテストに臨んでいた。使用したのは、2017年仕様タイヤが装着できるように改造された2015年型車だ。

だが、人工的にウエット状態とされたコースを走行していたベッテルは、恐らくアクアプレーニング現象が発生したものと考えられているが、クルマのコントロールを失ってバリアにぶつかってしまった。このときのフィオラノの気温はわずか5℃だったと言われている。

ピレリは、今回のアクシデントは「普通」のもので、特に何か大きな原因があったわけではないと考えているようだ。また、当初ベッテルにもけがはなかったと伝えられていた。

だが、『Auto Motor und Sport（アウト・モートア・ウント・シュポルト）』は、ベッテルには今回の事故の衝撃により「軽いあざ」ができてしまったと報じている。