ストフェル・バンドーンが、2017年シーズンに向けてプレッシャーを感じたりはしていないと主張した。
2015年のGP2チャンピオンであるベルギー人ドライバーのバンドーンは、ついに来季マクラーレン・ホンダのフルタイムドライバーに昇格することが決まっている。だが、バンドーンにシートを譲る形となったジェンソン・バトンはそのままF1から引退するのではなくマクラーレンと2018年までの所属契約を結んだことが明らかとなっている。
■バトンの存在がプレッシャーになることはない
マクラーレンがそうした契約形態をとったことにプレッシャーを感じているかと『Adrenaline Productions Japan Motorsports(アドレナリン・プロダクションズ・ジャパン・モータースポーツ)』に質問されたバンドーンは、「ノー」と答えると次のように続けた
「僕はF1でのデビューシーズンに向けて準備することになるし、それに全力を尽くすだけさ」
「これまで参戦したほかの選手権のときと同じことをするだけさ」
「一緒にできるだけ多くの仕事をこなすことを目指していくし、そうすればマクラーレンがまた勝てるようになるはずだ」
■日本で最高の仕事はできなかったがいい準備はできた
24歳のバンドーンは、今年はマクラーレンの控えドライバーを務めるかたわら、日本のスーパーフォーミュラに参戦していた。鈴鹿で行われた最終戦のレース2で優勝を飾り、年間ランキング4位でシーズンを終えたバンドーンは、日本でのレースを振り返って次のように語った。
「結果という意味では、僕にとって最高の年ではなかったかもしれない。だけど、見せ場もたくさん作った」
「でも、何も問題はないと思う。僕は同時に2017年に向けた準備をしていたんだからね。僕が一番重要視しているのはF1だし、シミュレーターで懸命な作業を行ったよ」
■すでに来季のマシン開発にも協力
そう語ったバンドーンは、来年フェルナンド・アロンソのチームメートとなることが確定して以来、エンジニアとの共同作業時間も増えてきていると次のように続けた。
「来季に向けたクルマの開発も進展しているのが分かるし、僕もシミュレーターにさらに時間を費やしているよ」
「どのチームが最高の仕事を成し遂げたのかが分かるのは最初のテストのときだと思う。だけど、新レギュレーションは僕たちに差を縮めるいいチャンスを与えてくれると思うよ」