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オコンが来季はフォース・インディアに加入か

2016年11月01日(火)18:06 pm

今季のF1第19戦メキシコGP決勝から一夜が明けた10月31日(月)、スペインの『Formula Rapida(フォルムラ・ラピーダ)』を始めとするいくつかのメディアが、エステバン・オコン(マノー)がフォース・インディアとの間で2017年のドライバー契約を結んだと報じた。

現時点では、それが事実なのかどうかは分からない。だが、すでにニコ・ヒュルケンベルグが来季はルノーへ移籍することが決まっているフォース・インディアではセルジオ・ペレスの来季のチームメートを探す必要に迫られている。メルセデスからパワーユニットの供給を受けているフォース・インディアにとって、メルセデスの支配下にあるオコンを迎え入れるのは意味のあることだろう。

フォース・インディアのチーム副代表を務めるロバート・ファーンリーは、メキシコGPが開催されたエルマノス・ロドリゲス・サーキットで来季のドライバー決定に関して次のように語っていた。

「それはビジェイ(マリヤ/チーム代表)が決断することだし、そのための話し合いは恐らく来週(イギリスのファクトリーへ)戻ってからになるだろう」

■エディ・ジョーダンもオコンのフォース・インディア入りを予想

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、元F1チーム代表エディ・ジョーダンが行った来季に向けたドライバー移籍予想を次のように掲載している。

「オコンがフォース・インディア、ナッセ(ザウバー)がルノー、そしてグティエレス(ハース)がザウバーだよ」

ジョーダンの移籍予想は、これまで比較的的中率が高いことで知られている。

■ナッセやパーマーも候補者リストに?

さらに、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、フォース・インディアはオコンを受け入れることによってメルセデスからパワーユニット購入費用に関して300万ドル(約3億1,500万円)の値引きを受けられるだろうと書いている。だが、現ザウバーのフェリペ・ナッセやルノーのジョリオン・パーマーはそれぞれ自分のスポンサーから1600万ドル(約16億8,000万円)の持ち込みが可能だとも考えられている。

ブラジル人ドライバーのナッセに関しては、F1最高責任者のバーニー・エクレストンが競争力のあるチームへの移籍を後押ししているとも伝えられている。それは、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が今季限りでのF1引退を表明したこともあり、エクレストンとしては競争力を持つブラジル人ドライバーをF1に抱えておきたいと考えているためだという。

■財政面もドライバー選択の重要な要素に

フォース・インディアのチームCOOを務めるオットマー・サフナウアーは、「我々は自分たちにとっていいドライバーを選ぶ必要がある。ほかの者たちによいドライバーではなくね」と語っている。

だが、財政的に厳しい状況に置かれているフォース・インディアがクルマの開発を進めていくためには、財政面においても有利な条件を得られるドライバーを選択する必要があるのもまた事実だ。

フォース・インディアのテクニカルディレクターを務めるアンドリュー・グリーンは、次のように語っている。

「2017年のクルマはコンスタントに開発していく必要がある。もしそうできないのであれば、ここを去るしかないからね」

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