ホンダF1プロジェクト総責任者の長谷川祐介が、セパン国際サーキットで行われるF1第16戦マレーシアGP(10月2日決勝)に向けて意気込みを語った。
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■長谷川 祐介 株式会社本田技術研究所 主席研究員 F1プロジェクト総責任者
「マレーシアGPは、前戦のシンガポールと同様に高温多湿な環境であることから、ドライバーにとって身体的な負担が大きいレースとなります。さらには、日々の不安定な天候の影響で、マシンの最適なバランスを見いだすのが難しい週末でもあります。
セパン・インターナショナル・サーキットは、2本のストレートが生み出す加減速と、流れるようなカーブが続き、オーバーテイクが多く見られるサーキットです。ここにはホンダとしてパワーユニットのアップデートを持ち込む準備をしているものの、パフォーマンスと信頼性を総合的に見て、適用に対する最終判断をレース現場で行いたいと思います。
またこのグランプリは、ジェンソンのF1、300戦目スタートを祝うレースとなります。身体面でもメンタル面でもこれほど厳しいスポーツで、300戦を達成することはすばらしい成果であり、チームにとって大変喜ばしいことです。結果を出し、経験豊富なドライバー2名にとっていい週末になるようにがんばります」