フェラーリ専門のジャーナリストとして知られるレオ・トゥッリーニは、フェラーリのチーム代表が更迭されることはないだろうと見ている。
■予想以上の苦戦にチーム代表更迭のうわさ
今年、メルセデスAMGからF1タイトルを奪取するという目標を掲げてシーズンに臨んだフェラーリだが、いまだに1勝もあげることができていないばかりか、最近ではレッドブルにメルセデスAMGへの挑戦権を奪われてしまいそうな事態を迎えている。
そうした状況のもと、フェラーリの母国イタリアを中心に、チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネが近いうちに更迭されるのではないかとのうわさがしばらく前からささやかれ始めている。
■会長とチーム代表には性格の違い?
そんな中、F1最高責任者のバーニー・エクレストンがF1公式サイトのインタビューにおいて、フェラーリが「再び非常にイタリア的なチームになってしまった」とし、現会長のセルジオ・マルキオンネが「1日24時間、週に7日」フェラーリF1チームにかかわることが必要だと主張している。
「マウリツィオは何も間違っていないよ。だが、彼の性格は、セルジオとは少し違うところがあるのかもしれない」とエクレストンは付け加えている。
■更迭の可能性は低いが、まだ分からない
だが、フェラーリの動向に関しては常にほぼ正確な指摘をすることで知られているトゥッリーニは、アリバベーネがチームを追われるようなことはないだろうと自身のブログに次のように書いている。
「私が知る限り、セルジオ・マルキオンネはマウリツィオ・アリバベーネを追い出そうという考えは持っていないよ」
「だが、私は会長(マルキオンネ)とはそれほど親しくない。だから、時がたてば分かるだろう」とトゥッリーニは付け加えている。