日産の自動運転「プロパイロット」とは?何がどこまでできる?

2016年07月17日(日)11:59 am

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、8月下旬発売予定の新型「セレナ」に、自動運転技術「プロパイロット」を初搭載すると発表した。

■自動運転技術「プロパイロット」とは

「プロパイロット」は、高速道路の単一車線での自動運転技術だ。「渋滞走行」と、「長時間の巡航走行」の2つのシーンで、アクセル、ブレーキ、ステアリングのすべてを自動的に制御し、ドライバーの負担を軽減する。高度な画像処理技術によって、道路と交通状況を把握し、ステアリングを正確に制御して人間が運転している感覚に近い自然な走行を実現する。

■自動運転搭載は日本メーカー初

今回、新型「セレナ」へ「プロパイロット」を搭載するにあたり、日本の高速道路での使いやすさを徹底的に追求した開発を行ったようだ。なお、渋滞時のハンドル、アクセル、ブレーキすべての自動化は、日本の自動車メーカー初の技術だ。

■自動運転はスイッチで起動・設定

「プロパイロット」は、ステアリングスイッチの操作で簡単にシステムを起動・設定することができるほか、システムの状態を分かりやすく表示する専用ディスプレイを採用するなど、使いやすさと運転感覚に拘ったインターフェースも大きな特徴の一つだ。

■システム構成

先進の画像処理ソフトウェアを搭載した単眼カメラにより、前方車両や白線を瞬時に三次元的に把握し、その情報をもとにアクセル、ブレーキ、ステアリングの制御を行う。

■自動運転はどんな機能?

システム作動時は、ドライバーが設定した車速(約30~100km/h)内で、先行車両との車間距離を一定に保つよう制御することに加え、車線中央を走行するようにステアリング操作を支援する。

■先行車両が停車した場合は?

1)システムが自動的にブレーキをかけて停車。

2)車両が完全に停止した場合、ドライバーはブレーキを踏むことなく、停止状態を保持。

3)先行車両が発進した際は、ドライバーがレジュームスイッチを押すかアクセルペダルを軽く踏むだけで、追従走行を再開。

■今後の展開「自動で車線変更」、「一般道での自動運転」

日産は「プロパイロット」を、2017年に欧州で「キャシュカイ」に搭載するほか、今後、米国、中国へも順次導入していく。

さらに、2018年には高速道路での車線変更を自動的に行う「複数レーンでの自動運転技術」、2020年までに「交差点を含む一般道での自動運転技術」を投入予定だ。

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