最近、ニコ・ロズベルグがメルセデスAMGとの新たな契約をもうすぐ結ぶことになるだろうと報じられた。だが、ロズベルグ本人はまだ具体的には何も決まっていないと主張している。
■契約問題に進展はない
最近、チームの非常勤会長であるニキ・ラウダが、新たな2年契約を結ぶことでチームとロズベルグが基本的に合意していると語った。だが、今年の第12戦として2年ぶりに開催されるF1ドイツGPの宣伝活動を行うためにホッケンハイムを訪れていたロズベルグは、これに対して『DPA通信』に次のように語った。
「報告するようなことは何もないよ」
「まだ何も変わっていないよ。だけど、時間的なプレッシャーもないんだ」
■フェラーリ移籍のうわさは否定
さらに、交渉に時間がかかっているということは、来季にはセバスチャン・ベッテルの新しいチームメートとしてフェラーリへ移籍するという可能性も残されているのではないかと質問されたロズベルグは、次のように主張した。
「僕は今後何年もメルセデスAMGにとどまることになると確信しているよ」
■相性のいいレッドブルリンク3連覇を狙う
27日(月)に31歳となったばかりのロズベルグは、7月3日(日)に決勝が行われるF1オーストリアGPで3連覇の達成を目指すつもりだと次のように付け加えた。
「あのサーキットは僕にすごくよく合っているんだ。きっとまたいい週末になるはずだよ」
バクーで行われた前戦ヨーロッパGPで今季5勝目をあげたロズベルグは、ランキング2番手のチームメート、ルイス・ハミルトンとの差をまた24ポイントに広げている。今週末にレッドブルリンクで行われるオーストリアGPでまたその差を広げることができれば、初のF1タイトル獲得に大きなはずみがつくのは確かだろう。