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モナコGPでの同士打ち、ザウバーがファンに公開状で説明

2016年06月03日(金)21:13 pm

ザウバーは、F1第6戦モナコGPでの同士打ちについて、公開状の形でファンに説明した。

ザウバーのフェリペ・ナッセとマーカス・エリクソンは、モナコGPで接触してリタイアに終わった。チームは、ポジションを譲るようナッセに再三求めていたが、ナッセがこれに従わず、業を煮やしたエリクソンが追い抜きを仕掛けた結果のアクシデントだった。

レース後、チーム代表のモニシャ・カルテンボーンは、ドライバー2人の行動について「受け入れがたい」と非難した。

ナッセは、その後カルテンボーンとエリクソンと3人でミーティングをし、問題は解消したと語っている。『Globo(グローボ)』が伝えた。

「チームとして話し合い、彼と僕とモニシャで、あらゆる点をはっきりさせた。もやもやを吹き飛ばして、プロらしく前に進むためのものだった」

「モニシャはチームリーダーだから、ドライバーがチームオーダーを尊重することを望んでいる」

■最も重要なのは「チーム全体の利益」

ザウバーは1日(金)にファンに向けた手紙の形でチームの立場を説明した。

F1はチームスポーツであり、「何がチームにとってよりよいか」を常に問うことが不可欠だと公式サイトには書かれている。

また、15番手と16番手を走行しているのにチームオーダーを出す意味はあるのかという問いに対しては、「ポジションを1つ上げるごとにそれだけポイントに近づく」、従ってコンストラクターの順位を守る可能性も上がると説明している。

「われわれ全員がレーサーだ。しかし、個人の利益よりチーム全体の利益のほうが常に重要だ」

「何が起きたかを分析した。マーカスとフェリペも含めて話し合った。そして、こうしたことは二度と起きてはならないということで全員の意見が一致した」

最後に、それぞれのドライバーのファンに対して「敬意をもって」応援してほしいとチームは求めている。

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