FIAは、F1デビューのリオ・ハリアント(マノー)に、F1オーストラリアGP決勝レースで3グリッド降格、さらにペナルティポイントも2ポイント科した。
●【動画】F1オーストラリアGPフリー走行3でのハリアントとグロージャンの事故
■珍しい接触事故
今シーズン、インドネシア人初のF1ドライバーとしてF1デビューを果たすハリアントは、フリー走行3回目でピットを出た際、隣のピットからやや早くピットレーンに向かって出てきたロマン・グロージャン(ハース)の右サイドポンツーンあたりにノーズ左側を突っ込む形で衝突した。激しいクラッシュというよりは、注意不足による接触事故だった。
その後、審議となっていたが、FIAのスチュワードが発表した資料によると、「カーナンバー88のドライバー(ハリアント)は、チームのガレージを出た際、ファストレーン(ピットレーン)の車両(グロージャン)の接近に注意を払わなかった」とスチュワードは判断し、ハリアントはペナルティとして決勝レースでの3グリッド降格、さらにペナルティポイントを2ポイント科した。
新人ハリアントの注意不足もあるが、ピットレーンへ出したマノーのスタッフの確認不足とも言えるような事故だった。
●【動画】F1オーストラリアGPフリー走行3でのハリアントとグロージャンの事故