「クラッシュキング」と呼ばれることについて、パストール・マルドナード(ロータス)が語った。
F1第18戦ブラジルGPでのマーカス・エリクソン(ザウバー)との接触に関しては、2度のF1チャンピオンであるミカ・ハッキネンが「マルドナードはミスから何も学ばないようだ」と厳しく批判していた。
しかしマルドナードは、自分のドライビングスタイルについて『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』紙に次のように語っている。
「限界を超える度胸が常にあるということさ」
「僕は常に攻撃的な走りをしてきた。キャリアを通してずっとね」
「ヘルメットをかぶったら、力の限り速く走るし、それを超えるこそさえある。ミスをすることもあるけれど、限界を探るには限界を超える必要があるんだ」
「カートで初めてレースしたときも、クッションをひかなければ見えないくらいだったけれど、僕は常に命知らずだった。オール・オア・ナッシング、それが僕のモットーだ」
■F1ドライバーの友人は多い
モータースポーツの最高峰であるF1でクラッシュが多いことについて聞かれると、マルドナードはこう答えた。
「ほかのドライバーもクラッシュするけれど、誰も何も言わない。僕がクラッシュすると、すぐスキャンダルになる」
「いつも僕の責任にされるのは不公平だと思うこともあるよ」
マルドナードは、F1ドライバーの友人も多いと話す。
「みんなが考えるより多いよ!」
「例えばルイス・ハミルトンよりは多いんじゃないかな」
「フェルナンド・アロンソやフェリペ・マッサと友達だし、セルジオ・ペレスとも仲がいいよ。彼とは何年も激しいバトルをしてきたけれどね」
■ハミルトンにも負けない
もしメルセデスAMGでチャンピオンのハミルトンと組んだら、対等に戦えるかと聞かれると、「ぜひ試してみたいね!」とマルドナードは答えている。
「残念ながら、勝てるクルマに座るチャンスがない。でも、自分がメルセデスAMGにいたらルイスと対等にやれると信じている。野心と闘志なら間違いなく十分あるよ」
「それに、彼を倒すだけの才能も自分にはあると分かっているしね」