かつてウィリアムズやマクラーレンで活躍した元F1ドライバーのファン・パブロ・モントーヤが、フォーミュラカーのコックピットをキャノピーのようなもので覆うというアイデアには賛成できないと語った。
最近、ジュール・ビアンキ(元マルシャ)やインディカー・ドライバーのジャスティン・ウィルソンがレース中に頭部に受けたけがが原因で死亡したことを受け、フォーミュラカーのコックピットをキャノピーのようなもので覆うべきだとの議論がまた活発になってきている。
だが、F1とインディカーの両シリーズで優勝経験を持つコロンビア出身のモントーヤは、フォーミュラカーのコックピットをふさぐのは間違いだとドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。
「もし、そうした危険に立ち向かうことができないのであれば、レースをするべきではないよ」
「ドライバーなら誰でも、常にリスクがつきまとうものだということは分かっている。それはレーシングドライバーという仕事の一部なんだ」
2児の父でもある40歳のモントーヤはそう語ると、次のように付け加えた。
「誰かがけがをするのを見たいと望んでいる者など一人もいないよ。だけど、そういうことが起きるのも現実なんだ」