【フォーミュラE】チームアグリのドライバーが確定
24日（土）に北京でセカンドシーズンの開幕を迎えるフォーミュラEだが、かつてF1でドライバーとして、そしてチームオーナーとして活躍した鈴木亜久里率いるチームアグリが、2人目のドライバーとしてフランス出身のナタナエル・ベルトンを起用することが明らかとなった。
チームアグリからは昨シーズンも所属していたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが新シーズンでもドライバーを務めることが決定していたが、これでセカンドシーズンを戦うドライバー2名が確定したことになる。
ベルトンは、フランス生まれの26歳。これまでにF1の下位カテゴリーとして知られるフォーミュラ・ルノー3.5やGP2シリーズで戦ってきたドライバーで、GP2では一度の優勝を経験している。イギリスのドニントンパークで行われたプレシーズンテストではチームアグリのテストを担当していた。
チームアグリのレギュラーシートを獲得したベルトンは、次のように語った。
「フォーミュラEのセカンドシーズンを、チームアグリでレースできることをすごく楽しみにしている。アグリ（鈴木亜久里／チーム会長）とマーク（マーク・プレストン／チーム代表）、そしてチームの全員に対し、先月ドニントンパークで僕がこのチームに何をもたらすことができるかということを示すチャンスを与えてくれたことに大変感謝している」
「僕にとっては新たな挑戦となるし、アグリがオフシーズンを通じて改善を施してきたパッケージにより、非常にいいシーズンを送ることができると期待している。最初から、チームアグリの姿勢や気質（きしつ）が僕に合っていることははっきりしていた。フォーミュラEでは完成されたドライバーが求められるし、腕が本当に試されるところだ。このことは多くのカテゴリーを経験してきた僕にはすごく魅力的なものだし、戦略面や効率性の部分について貢献できるところは多いはずだ」
ファーストシーズンは、元F1ドライバーのネルソン・ピケJr.が王座に就いたフォーミュラEだが、新シーズンにはヴェンチュリから1997年のF1チャンピオンである現在44歳のジャック・ビルヌーブが参戦するなど、新たな見どころもいっぱいだ。
北京で開催されるフォーミュラEのセカンドシーズン開幕戦は、24日（土）の現地時間12時（日本時間13時）に予選が、同16時（日本時間17時）から決勝レースがスタートする。
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