F1コンストラクター復帰を目指すルノーが、かつてルノーF1として活躍していたエンストンに拠点を構えるロータスを買収することになるのはほぼ確実ではないかと見られている。
現在、ルノーが今後どういう動きにでるかを見守っている状態のF1界だが、もしルノーがロータス買収を決めれば、レッドブルとルノーが正式に決別するのは明らかだ。そして、最近のうわさでは、レッドブルは今後フェラーリエンジンを搭載することになりそうだと言われている。
もちろん、ルノーがロータスを買収した場合、当然ながら、現在メルセデスからエンジン供給を受けているロータスは再びルノーエンジンを搭載することになる。
そして、そうなった場合には、現在フェラーリからエンジン供給を受けているマノー・マルシャがメルセデスからエンジンの供給を受けるようになるのではないかとの推測も行われている。
『Bild(ビルト)』紙は、その理由を次のように書いている。
「マノー・マルシャは、基本的にはシルバーアロー(メルセデスのレースカーの愛称)のためのテスト用チームとなるだろう」
「彼ら(メルセデス)は、そこにDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)のドライバーであり、現在メルセデスAMGの控えドライバーを務めているパスカル・ヴェアラインを乗せたいと考えているはずだ」
マノー・マルシャに関しては、一時期マクラーレンがジュニアチーム化を検討しており、来季からホンダエンジンを搭載することになるのではないかとのうわさがたったこともある。
いずれにしても、ルノーが最終的にどういう決断を下すかによって、エンジン市場、ドライバー市場にもまた動きが出てくる可能性もあるようだ。