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故デ・ビロタのF1テスト事故で遺族側に訴訟の動き

2015年05月28日(木)6:00 am

2012年にマルシャ(現マノー・マルシャ)をテスト中、事故で死亡したスペイン人ドライバー、マリア・デ・ビロタの遺族が訴訟を検討中だ。

デ・ビロタは英ダックスフォード飛行場の直線を使った走行時の事故で頭がい骨と顔に重傷を負い、15ヶ月後の2013年末に他界している。

この事故で英国HSE(国際安全衛生センター)は26日(火)、旧マルシャに嫌疑はかけないことを明らかにした。

デ・ビロタはトラックの積み荷を上げ下ろしする昇降台に激突、片目を失ったものだが、HSEの広報は、この事故で彼女に運転ミスがあったかどうか言及するのは「適切でない」と述べた。

スペインの日刊紙『La Vanguardia(ラ・バングアルディア)』によると、HSEの報告を受けてデ・ビロタの遺族は「民事責任を求めて相当な法的手段」に訴えるよう検討しているとコメント。

声明で遺族は、HSEから「刑事訴訟で有罪判決を導き出すには証拠が不十分と伝えられた」としている。

「私たちは今も報告書がどのような内容か知らない。調査結果も分からない」と元F1ドライバーで父親のエミリオ・デ・ビロタを含む遺族は話す。

遺族側は「事故の再発を防ぐため、法的責任を求めて民事裁判を起こすかどうか検討する。私たちと同じくマリア(デ・ビロタ)は、過失による事故が二度と起きないよう望んでいた」として、報告書を精査のうえ、マノー・マルシャを訴える構えを見せた。

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