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マノー、メルヒ起用は開幕戦のみか

2015年03月10日(火)11:33 am

昨年の経営破たんから立ち直り、今週末のF1開幕戦オーストラリアGP(15日決勝)で復帰を果たすマノー(旧マルシャ)が、スペイン人ドライバーのロベルト・メルヒと契約を結んだことが発表された。だが、メルヒが2015年シーズンを通じてマノーのドライバーを務めるということではなさそうだ。

メルヒとの契約に関する公式発表が行われる前に、すでにスペインのメディアはマノーがF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)に対してメルヒのスーパーライセンス発給申請を行っていたことを報じていた。

メルヒは、開幕戦に出走するためにオーストラリアに渡っているが、元F1ドライバーであり、現在はメルヒのマネジャーを務めるマーク・ブランデルは、今回のメルヒとマノーの契約は2015年の「開幕戦」のみであることを認めている。

メルヒは、スペインの『El Confidencial(エル・コンフィデンシアル)』に次のように語った。

「僕は彼ら(マノー)のF3チームで走ったことがあったから、彼らに直接電話をしたんだ」

「僕にはお金はない。そして、マノーでは誰か大金を持ち込めるドライバーを探していることも知っているよ」

スペインのメディアは、その候補者として、現在ザウバーとの間で契約問題に関する裁判が進められているオランダ人ドライバーのギド・ヴァン・デル・ガルデの名前を挙げている。さらに、今回マノーが開発ドライバーとして契約を結んだジョーダン・キングもその候補のひとりに上げられている。キングは、新たにマノーの会長職についたジャスティン・キングの息子だ。

そのほか、マノーと技術提携契約を結んでいるマクラーレンのケビン・マグヌッセン(リザーブドライバー)とストッフェル・ファンドールネ(テストドライバー)、そしてマノーへエンジンを供給するフェラーリのエステバン・グティエレス(リザーブドライバー)やジャン-エリック・ベルニュ(開発ドライバー)らの名前もうわさに上っている。

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