「2連覇に向けての第一歩」メルセデスAMG／F1オーストラリアGPプレビュー
メルセデスAMGのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットで行われる2015年F1開幕戦オーストラリアGP（15日決勝）に向け、新たなシーズンへの意気込みを語った。
■ルイス・ハミルトン「昨年よりも接近戦になると確信している」
「この段階では、ドライバーとしてどう感じるかということについて本当には分からない。またレースをしたくてうずうずしているけれど、同時に、新しいシーズンが何をもたらすかということも決して分からないんだ。テストでは、クルマの感触がいいのか悪いのかということについての基本的な考えは与えてくれる。だけど、その後、誰が勝つことになるのかは分からないからね」
「チームは冬を通じてものすごく懸命に取り組んでくれたし、メルボルンに発つ前にファクトリーでみんなと会えたのはうれしかったよ。彼らの仕事すべてに感謝しているし、それを最高の形で、サーキットで示したいと思っている」
「昨年はチームにとって素晴らしいシーズンだった。もちろん、みんなが今年もそれを繰り返したいと思っている。でもライバルたちも僕たちを追うことをやめることはない。もっと接近戦になるだろうと確信しているし、順位争いのバトルも増えてワクワクするようなレースになるはずだ。それは素晴らしいことだよ。僕もそうするのが好きだし、ファンもそれを見るのが大好きだからね」
「いいドライバーがたくさんいるし、みんなが勝ちたいと思っている。彼らよりもさらに強く勝利したいという気持ちをもたなくてはならないんだ。気分も一新したし、体調もいい。リラックスしているし、前向きに感じている。準備は万全だと感じているよ。ドライバーとしては年々強さを増していると思う。だから、昨年よりもうまくやろうと思っている」
■ニコ・ロズベルグ「今年は昨年とは違う展開にもっていく」
「2014年はチームにとって本当に信じられないようなシーズンだったし、再びそれを実現するために全員がかつてないほど頑張ってくれていることも知っている。ファクトリーのみんなと会うことは僕にとっても大きなやる気につながるよ。今年は僕もこのチームで6年目を迎えることになるけれど、僕たちはシーズンごとに強さを増しているね」
「自分と同じような情熱で動かされている人たちと一緒に仕事をすることができるのは素晴らしいことだ。彼らの努力に報いることができるかどうかはドライバー次第だし、僕も彼らが誇りを感じることができるような結果を残すつもりだ」
「僕たちはいい冬を送ったけれど、決して順調というわけではなかった。乗り越えなくてはならない困難が常につきまとうものだし、確実なことなど何もない。だから頑張り続ける必要があるんだ。個人的には、ルイスとの再戦に向けて自分自身を今まで以上に駆り立ててきた。最終的には、誰がシーズン全体を通じてうまくやれるかということだし、今年は違う形にしていくつもりだ」
「とは言うものの、F1チャンピオンになるためには、チームメートだけじゃなく多くの強いライバルたちを打ち負かさなければならない。だから、絶対的な強さを示し続けることができるよう集中しているよ。今ではレースに勝利する感覚も知っているし、もっとたくさんの勝利を得るつもりだ。だけど、同時に僕は最終的に勝利を逃したときの感覚も知っている。もうそれを繰り返すつもりはないよ。それが僕にとっての大きなやる気につながるし、2015年に向けてさらに強い決意を抱いている」
