オランダ人ドライバーのヴァン・デル・ガルデが、9日(月)にGP2マシンのテストを行うと報じられている。
ケータハムから2013年にF1デビューを飾ったヴァン・デル・ガルデだが、2014年はザウバーの控えドライバーとしてシーズンを過ごしていた。一時期、2015年のザウバーのシートを手にいれたようだと報じられたこともあったが、ザウバーでは結局マーカス・エリクソン(元ケータハム)とフェリペ・ナスル(元ウィリアムズの控えドライバー)と2015年のドライバー契約を結び、ヴァン・デル・ガルデの望みは絶たれてしまっていた。
そして、オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』が伝えたところによれば、29歳のヴァン・デル・ガルデは9日(月)にカンポス・チームのGP2マシンでテストを行うことになったという。
ヴァン・デル・ガルデは、かつてカンポスがアダックスという名称だった2010年と2011年に同チームに所属していた。そのときのチームメートは、2010年はセルジオ・ペレス(フォース・インディア)、そして2011年は2013年にケータハムでチームメートとなっていたシャルル・ピックだった。
ヴァン・デル・ガルデは、その翌年2012年にはケータハムのGP2チームで出走していたという経緯がある。
9日にカンポスでGP2マシンをテストすることになったヴァン・デル・ガルデは、次のように語った。
「招待を受けたことをうれしく思っている」
「身体条件を維持し、ドライブのリズムを失わないようにするためには、僕にとってこれが最善の方法だと思う」
そうコメントしたヴァン・デル・ガルデは、次のように締めくくっている。
「だけど、僕はまだF1でレースをするという強い希望を抱き続けているよ」
テスト参加が明らかとなったヴァン・デル・ガルデだが、昨年は佐藤公哉が出走したことでも知られるカンポス・レーシングでは2015年のドライバー体制をすでに発表しており、ヴァン・デル・ガルデが2015年にGP2シリーズに参戦することになるかどうかはまだ不明だ。