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ロシアGP間もなく開幕、マルシャは控えドライバーを起用か

2014年10月10日(金)6:25 am

F1第16戦ロシアGP開幕を翌日(10/10)に控えていつもは目まぐるしい動きのF1も、先週末の第15戦日本GPで起きた大事故からわずか数日とあって、会場のソチ・オリンピックパーク・サーキットは時計の針が止まったような雰囲気だ。

頭部に重傷を負ったジュール・ビアンキ(マルシャ)を日本に残す形でロシアにやってきたドライバーたち。後ろ髪を引かれる思いでヘルメットに「Tous avec Jules(すべてはジュールとともに)」のステッカーを貼り付け、彼らは明日からまたマシンを走らせる。

新築のパドックでロマン・グロージャン(ロータス)は、次のように話す。「もしジュールが口を利けたら、彼はこう話すに違いない。”おい、みんなどうした、しっかりしろよ。レースが待ってるぜ。全開で行け!”」

「僕はF1とレースを愛している。ジュールだって、もちろん同じだろう」と、グロージャン。

日本GPの事故にうちのめされたマルシャだが、母国レースを前に態勢をどう立て直すのか、まだ明確な発表を行なっていない。そんななか、控えドライバーのアレクサンダー・ロッシはチームの技術陣とともに9日(木)、徒歩でサーキットのレイアウトを確認していた。

その一方で、どのドライバーもあふれ出る感情を抑えられない。

GPDA(F1ドライバーズ協会)会長のアレックス・ブルツは冷静な対応を呼びかけるが、この日(10/9)FIA(国際自動車連盟)の公式記者会見に出席したセルジオ・ペレス(フォース・インディア)は、怒りを隠し切れない様子だった。

「あれは受けられない」と、ペレス。

「FIAから回答を得なければならない。トラクターの存在は大問題だ」と話すペレス。彼は、マシンの撤去中、もっとひんぱんにセーフティカーを出動させるよう求めていた。

「誰も、あのような危険にさらすべきじゃない。僕らの声を彼ら(FIA)にしっかりと届けなければ」

ところでルイス・ハミルトンは、メルセデスAMGを脱退してマクラーレンに復帰、新ホンダ時代の旗手になることを考えているといった憶測に釘をさした。

「僕はいま、ただひとつのことに集中している」と、ハミルトンはツイッターに投稿。「それは、今年の選手権を勝ち取ることだ!メルセデスAMGには、100パーセントの自分を捧げている」

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