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ロシアGP、マルシャでは1台のみエントリーの可能性も

2014年10月09日(木)16:25 pm

先週末のF1日本GP(第15戦)決勝でクラッシュしたジュール・ビアンキ(マルシャ)はいまだに日本の病院でこん睡状態におかれているが、所属チームであるマルシャは今週末のF1ロシアGP(12日決勝)にどのような形で臨むことになるのか、現時点(日本時間9日16時)ではまだ発表されていない。

鈴鹿での事故の後、イギリスに本部を構え、ロシアのブランド名を掲げたチームでは、深刻なけがを負ったビアンキの支援にほぼ全力を傾けているように見える。

もちろん、チームスタッフたちはすでにソチに入り、完成したばかりの通称ソチ・オリンピックパーク・サーキット(正式名称はソチ・アウトドローム)でレース開催に向けた準備に入っており、8日(水)にはそのガレージ内でメカニックたちがいつものように2台のF1カーの準備に取り掛かっている光景が見られた。

そして、ひとつのガレージの上には「ジュール・ビアンキ」の名前が掲げられたままとなっている。

ビアンキの母国フランスのラジオ番組『RMC Sport(RMCスポール)』は、マルシャではソチのレース出走を見合わせることも検討したようだと報じた。

また、マルシャはロシアGPではマックス・チルトンの1台だけを走らせることになるか、あるいはビアンキの代役として7月に契約を交わしたアメリカ人控えドライバーのアレキサンダー・ロッシを起用することになるのではないかとも報じられている。ロッシは、8日(水)にすでにロシアに入っている。

FIAの広報資料によれば、10日(金)に行われる公式記者会見にはマルシャからチーム代表のジョン・ブースが出席することになっている。だが、ブースは今もビアンキとともに日本に残っており、ロシアGPに姿を見せることはないと考えられている。

マルシャでは、スポーティングディレクターを務めるグレアム・ロウドンもつい最近まで日本にいたが、現在はロシアGPが開催されるソチへ向かっていると伝えられている。

『RMC』は、マルシャのロシアGP参戦にあたっての詳細は、「今後数時間のうちに正式決定されることになるだろう」と伝えている。

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