かつて4度F1チャンピオンに輝いたアラン・プロストが共同オーナーを務めるフォーミュラEチームであるeダムスが、9月から始まる新シリーズを戦うドライバーラインアップを発表した。
ひとりは、かつてトロロッソで活躍し、現在もレッドブルのリザーブドライバーを務めるセバスチャン・ブエミ。もうひとりはプロストの息子であり、WEC(世界耐久選手権)などで活躍しているニコラ・プロストだ。すでに、マヒンドラ・レーシングからは、伝説的元F1ドライバーであるアイルトン・セナの甥(おい)、ブルーノ・セナの参戦も決定しており、フォーミュラEで新たなセナ・プロ対決の場面も見られることになりそうだ。
なお、eダムスでは同時に、タイトルスポンサーとしてルノーを迎えることも発表。これにより、チームの正式名称はeダムス・ルノーとなる。
eダムス・ルノーの共同オーナーであり、ルノーのアンバサダーも務めるアラン・プロストは今回の発表にあたって次のように語った。
■アラン・プロスト(共同オーナー)
「ジャン-ポール・ドリオ(共同オーナー)と私は、ルノーとともにこの新たな冒険ができることをうれしく思っている。モータースポーツにおいて輝かしい記録を持ち、電気自動車の分野においても独自の展開を行っているルノーがタイトルスポンサーとなったのは自然なことだった。個人的にも、再びルノーとともにこのような野心的なプロジェクトで共に働けることに感激しているし、我々の共同作業により、新たな章を書き上げることができると思っている」
なお、今回のeダムス・ルノーに加え、元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリがチーム代表兼ドライバーを務めるトゥルーリGPでも女性ドライバーのミケーラ・チェルーティ起用を発表しており、現時点では全20名中14名のドライバーが確定している。
初開催となるフォーミュラE選手権は、9月13日(土)に北京で行われる開幕戦を皮切りに世界10都市で戦われることになっている。