きらびやかなモナコ公国で開催された今年のF1モナコGP(第6戦)は、4年連続F1チャンピオンであるセバスチャン・ベッテル(レッドブル)にとっては最悪のものとなった。予選でERS(エネルギー回収システム)にトラブルは発生したばかりか、決勝でもターボにトラブルが発生してしまったのだ。
レッドブルが所有するオーストリアのサーキット、レッドブルリンクを27日(火)に訪れていたベッテルは、「コーナーで自分のヘルメットを蹴(け)りつけるような音が聞こえたからチームに対して叫んだよ!」と語り、次のように続けた。
「それがどこから出ていたのか全然分からなかったよ。建設的な解決策が見つけられるといいけれどね」
「もちろん、今はすべてがうまく行っているわけではないし、クルマを降りなくてはならなかったときはひどい気分だったよ。でもそのとき、みんなはダニエル(リカルド/チームメート)を応援していたんだ」
そう話したベッテルは、次のように付け加えた。
「彼(リカルド)は本当にいい仕事をしていると言うしかないし、それには敬意を払っているよ。脱帽だと言うしかないね」