これまで、長期休暇の間に今後のことについて考えることになるだろうとしていた元メルセデスAMGチーム代表のロス・ブラウンが、このほどF1からの引退を表明した。
昨シーズン限りでメルセデスAMGのチーム代表の座を降りていたブラウンには、マクラーレンや、2015年から同チームにエンジンを供給することが決定しているホンダへの加入のうわさが強くささやかれていた。
しばらくは釣りを楽しみながら、今年F1パドックに戻るかどうかをよく考えてみたいと語っていたブラウンだが、引退を決意したことを発表した。ブラウンはスコットランドで行われた釣りのイベント会場において次のように述べた。
「私がここへ招待されたときに、彼らはスクープを手にしていることに気づいていなかったんだ。世界中のメディアが私が引退するのかしないのかを探ろうとしていたんだからね」
「今はF1では1年のうちで最も忙しい時期だ。そして、私はディー川の川開きに参加すると言った」
「もし、彼らがそのことから推測すれば、私が明らかに引退するつもりだということが理解できたはずだよ」
「私は引退する。これは冗談などではないよ」
「1年は釣りを楽しむつもりだし、それから人生がどうなるか様子を見るよ。それを楽しみにしているが、そのほかの計画は何もしていないよ」とブラウンは締めくくった。