フェラーリが25日(土)、2014年F1マシンF14 Tを発表。注目のノーズは、先端のみが細くなっているアリクイ型とは違い、フロントサスペンションあたりから、まるで滑り台のようになだらかに傾斜している。正面から見ると、先端は大きく口を開けたような形をしており、多くの空気の流れをボディ下面に取り込もうとしているのが分かる。
フェラーリは、今季F1マシンの名前をファンの投票で決めるという斬新な手法を採用。24日(金)に発表された112万票以上の投票の結果、選ばれたのは「F14 T」というマシン名だった。
マシン名の発表から一夜明けた25日(土)、フェラーリの本拠地マラネロでF14 Tの画像が正式発表。ルール変更により形状が注目されるノーズは、滑り台のようになだらかに傾斜し、幅広のまま先端まで伸びており、ノーズのステーとともに、吸気口のようなトンネル形状を形成している。また、今年はプルロッド式のフロントサスペンションをやめるとみられていたが、フェラーリはプルロッド式を継続した。
今季は、現役最強と言われるフェルナンド・アロンソに加え、同チームで2007年にタイトルを獲得したキミ・ライコネンが復帰。2人の王者経験者という、最強コンビで王座奪還を目指す。