マルシャのテストドライバーで、2013年は金曜日のフリー走行を何度か担当したロドルフォ・ゴンザレスは、ピレリからテストドライバーのオファーがあったことを明かした。
ベネズエラ出身のゴンザレスは、同郷のパストール・マルドナード(ウィリアムズ)同様、ベネズエラ国営石油会社(PDVSA)から支援を受けている。
しかし、ゴンザレスは『El Universal』紙に対し、「ピレリから、来季のテストドライバーという魅力的なオファーがあった」と打ち明けた。
「まず、ほかにも探ってみたい選択肢がある。幸運なことに、このオファーに対する結論は2月か3月でいいんだ。僕はF1になんとしてでも残りたいって考えている」とゴンザレスは付け加えた。
「2年後には、アメリカやヨーロッパのカテゴリーで走るオファーを受け入れていると思う。でも、今は待てるだけ待って、F1に残りたいんだ」
F1パドックでは、ゴンザレスは目立たない存在だ。どちらかというと、ドライバーとしての才能より、スポンサーからの巨額な資金の方が注目を集めているというのが大方の見方である。
スポンサーからの援助は、トップチーム以外のすべてのF1ドライバーにとって運命を左右するほど重要な要素であるとゴンザレスは認めている。
しかし、マルシャのチーム代表を務めるジョン・ブースは、「彼が何かを証明する必要なんてない」と主張する。
「恐らく、彼には一貫性がわずかに欠けているかもしれない。しかし、F1ドライバーだ。自分の仕事をしっかり把握している」
「彼はチームに本当によく貢献してくれた」とブースは付け加えた。