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ラウダ、ブラウンはF1へ戻ってくる

2013年12月03日(火)12:23 pm

今シーズン限りでメルセデスAMGを離脱するチーム代表のロス・ブラウンは、趣味の「釣り」へ出かけるものの、休暇を終えたらF1へ復帰するだろう。そう話すのは、メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダだ。ラウダは、チームに残留するようブラウンの説得を試みていたとされる。

しかし、実際にはメルセデスAMGの技術部門エグゼクティブディレクターを務めるパディ・ロウが、チーム代表の席が空くのを待ち構えていた。最終的に、ブラウンは、前身のホンダそしてブラウンGP時代からチーム代表として率いてきたメルセデスAMGを去る決断を下した。

「彼は、私とチームスタッフ全員に、ほかのことをやりたいと話したんだ」とラウダは『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥン)』紙に語った。

「もっと家族と時間を過ごし、釣りへ行く、ってね」

「まずリラックスしたいとロスは私に言った。でも、彼がすぐに引っ張りだこになったとしても、私は驚きはしないだろう」とラウダは付け加えた。

「彼は8度もF1世界チャンピオンのタイトルを獲得した。それ以上となると、エイドリアン・ニューイ(レッドブル最高技術責任者)しかいない」

さらに、「もし、ロスがゆくゆくはF1でほかの仕事を見つけたとしても、私は彼の決断を尊重する」とラウダは述べた。

しかし、メルセデスAMGが今後、ロウとトト・ヴォルフ(メルセデスのモータースポーツ責任者)の2人体制になることで、「リーダーシップの構造がより明確になり、チームがさらなる発展を遂げるだろう」とラウダは強調する。

「ロスの仕事ぶりは本当に素晴らしかったとあらためて強調したい」とラウダ。

「これからトトとパディが後を引き継ぐが、決して簡単ではないだろう。チームのリーダーシップは、常にプレッシャーとの戦いであるから、しっかり近くで見守って行きたいと思う」

「でも、彼らならしっかりやってくれると信じている」とラウダは締めくくった。

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