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ブラウンの離脱報道に驚いたとヴォルフ

2013年10月11日(金)10:26 am

メルセデスAMGのエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフが、チーム代表のロス・ブラウンがチームを離脱する決心をしたとの報道が流れたことに「驚いた」と語った。

その報道とは、ブラウンが、F1第14戦韓国GPが開催された先週末の韓国において、メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダに対してその決意を伝えたというものだ。その後、ふたりともこれに関して否定するコメントを行っている。

メルセデスAMGの親会社でメルセデスのモータースポーツ責任者でもあるヴォルフは、ドイツの『Spox(シュポクス)』に対し、「我々は全員が関与している」と語り、次のように続けた。

「ロス・ブラウンは今後に向けていくつかの考えを持っているし、我々もチームとして彼とともにそれを進めたいと望んでいる。我々は常に話し合いを持っているよ」

「だが、ここ数日の間、新しいニュースは何もなかったよ。内部的にもね。だから、今あのような話がでてくることはちょっと驚きだよ」

ヴォルフは、ブラウンの後任であるパディ・ロウの存在がすでに大きくなっているため、ブラウンがチームを離脱したがっているのではないかとの推測についても否定した。しかし、メルセデスはブラウンに契約を尊重するよう求めているとも言われている。

「いや、そんなことはまったくない。契約が守られていることに何の疑問もなければ、ロス・ブラウンがそれ(契約)を変えたいと望んでいるようなことはない」、と語ったヴォルフは、次のように付け加えた。

「チームやそこに関与している人々の最大の利益のための、一般的な話し合いがあるだけだ」、とヴォルフは付け加えた。

それでも、そのうわさはやむことなく続いている。スペインのスポーツ紙『AS』は、ブラウンがホンダに移籍することになれば、それがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が最終的にマクラーレンからの誘いを承諾するきっかけになるかもしれないと書いた。

ホンダのモーターレーシング責任者である新井康久氏は今週、イギリスの放送局『Sky(スカイ)』に対し、ホンダとしては2015年のF1復帰に向けて「良いドライバー、良いチーム、そして良い組織」を望んでいると語り、次のように続けた。

「良いスタートを切るためには、そうしたことを正しく整えておかなくてはならない」

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