ロス・ブラウンが今季限りでメルセデスAMGのチーム代表を辞任し、全権をパディ・ロウに譲ると報じられた。
ドイツ『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』が報じたもので、どうやら、2015年にマクラーレンとタッグを組む新エンジンサプライヤーのホンダに加わる模様だ。
ブラウンはもともと、英ブラックリーを本拠にホンダのF1ワークスチームを率いていた。しかし2008年、ホンダはF1から撤退した。
権利を買い取ったブラウンはチーム名をブラウンGPと改め、翌2009年、ジェンソン・バトン(現マクラーレン)とともにタイトルを獲得。そしてチームをメルセデス・ベンツに売り渡した。
同紙のラルフ・バッハとビアンカ・ガーロフ記者は韓国GPの週末、ブラウンがメルセデスAMG会長のニキ・ラウダに離脱を決意したことを伝えたとしている。
『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』によると、マクラーレンからロウが合流したことが、ブラウンの脱退を決めた引き金になったという。それに、ラウダとトト・ヴォルフ(メルセデス・ベンツ、モータースポーツ責任者)を二大巨頭とするチーム構造への転換にも、必ずしももろ手を挙げて賛成はしていなかったということだ。