マクラーレンが、2013年シーズンはまれにみるほどの望ましくない記録を残すことになるだろうと認めた。
名門チームであるマクラーレンが、シーズンを通じて1勝もできないのは、これまでほとんどないことだった。だが、マネジングディレクターのジョナサン・ニールは、今年そうなりそうだと考えている。
昨シーズンのF1ベルギーGPでは、マクラーレンのジェンソン・バトンが圧倒的な強さを見せてポール・トゥー・ウィンを達成している。だが、2009年のF1チャンピオンであるバトンは今週、今年のスパで「勝てるパッケージ」はないと認めていた。
そして、ニールも21日(水)に行われたメディア向けのテレビ会見において、今季型車であるMP4-28はその後の8レースにおいても勝てるチャンスはないだろうと語った。
MP4-28は今シーズン中に優勝することができるかと問われたニールは、「正直に言えば、それはかなり難しいと思う」と答えた。
ニールは、すでにMP4-28の開発は停止されており、何か2014年のプログラムにとっても有益であると思われるものが見つかることでもない限り、もう今季型車の性能向上は見込めないだろうと次のように付け加えた。
「今季も残りあと4か月だし、来年への準備にむけて完了させなくてはならないことがたくさんある」
「つまり必然的に、2014年に向けてより一層集中し始めることになると思う」