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メルセデスAMG、F1若手テスト参加を希望

2013年07月10日(水)14:50 pm

「テストゲート」の罰則を受け入れたメルセデスAMGだが、「安全性」を理由に若手ドライバーテストへの参加を訴えている。

メルセデスAMGは、ピレリタイヤのテストを2013年型車で行い、その罰則として17日(水)から3日間シルバーストンで行われる若手ドライバーテストへの参加を禁じられている。当初チームはこの処分を受け入れていた。

しかしその後、F1第8戦イギリスGPで危険なタイヤのバースト(破裂)が相次いだ。これを受けて、FIA(国際自動車連盟)は若手ドライバーテストにレースドライバーの参加も許可し、次戦ハンガリーGP(28日決勝)から使用される新しいタイヤのテストに加え、マシン開発にも関与できることになった。

「われわれはペナルティーを受けた。それについて不平を言っても仕方がない。若手ドライバーテストに参加できないことを受け入れている」とメルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフはドイツのラジオ局『Deutschlandfunk(ドイチュラントフンク)』に語った。

「しかし、今やこのテストがどういった形になるのか分からなくなった」とヴォルフは続ける。

「もし安全性を考えてのタイヤテストなら、このタイヤがマシンに合うのかどうか、安全上のリスクがないかどうか見極める機会を、メルセデスAMGも含め、全チームが与えられるべきだと思う」とヴォルフは話している。

ヴォルフはイギリスGPを引き合いに出して、このテストの内容が変更された理由を「極めて劇的な出来事、安全上のリスクがある状況を考慮」してのことだと話す。

「これは軽々しく捉えるべきことじゃない」とヴォルフは主張している。

一方、当初レースドライバーはタイヤのテストしかできないとされていたため、シルバーストンでのテストに消極的だったフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)も、参加の意向を示した。

「改良パーツもテストできるということがはっきりした。そうなると、テストははるかに役立つものになる」

「チームから声がかかったら、行く用意はできているよ」とアロンソは語っている。

しかしスペインの『Marca(マルカ)』紙は、フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリが「これから数日後」にならなければ連絡しないと話したと伝えた。

アロンソが招集されなかった場合、フェラーリはフェリペ・マッサと、開発ドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサ、育成ドライバーのダビデ・リゴンを使うと見られている。

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