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ベッテル、心理戦と7月の呪いを無視

2013年07月05日(金)11:00 am

自身にとって母国グランプリとなるF1ドイツGP(7圧7日決勝)で初優勝を目指すセバスチャン・ベッテル(レッドブル)は、心理戦や「7月の呪い」に惑わされることはないと強調した。

現在F1タイトルを3連覇中のベッテルは意外なことに、母国のニュルブルクリンクもしくはホッケンハイムリンクでのレースに1度も勝ったことがない。さらに、7月開催のグランプリに至っては、いまだ未勝利である。

ベッテルは今週、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』に「(7月の)呪いなんて存在しない」と述べた。

「むしろ、母国の強みがあるから、今回もまたがんばるつもりさ」

ベッテルと同様に優勝を狙っているのは、チームメートのマーク・ウェバー(レッドブル)であろう。ウェバーの記念すべきF1初優勝は、ニュルブルクリンクで開催された2009年のドイツGPだった。今シーズン限りでF1を引退するウェバーが当時、初優勝のチェッカーフラッグを受けた際にチーム無線に向かって「イエス!」と17回に渡って絶叫したのは有名だ。

しかし、ウェバーには、なんとしてでもドイツGPでベッテルに勝ちたいもう一つの理由がある。それは今シーズン序盤に起きた「マルチ21」事件へのリベンジだ。

現にウェバーは先週末、F1イギリスGPが行われたシルバーストンの表彰台で「(次のレースは)どこの国で行われるか知らないけど、ぜひ勝ちたいね」と述べ、ドイツGP優勝への並々ならぬ思いをほのめかしていた。

一方のベッテルは、ドイツ紙『Frankfurter Allgemeine Zeitung(フランクフルター・アルゲマイネ・ツァイトゥング)』とのインタビューの中で、こうした「心理戦」に気付いていないわけではないと語った。

「もちろん、気付いているさ。でも、そんなことに僕は惑わされたりなんかしない」とベッテルは語り次のように続けた。

「誰が何て言おうと、選手権争いの決定打にはならないね」

「彼らは有利になったって勝手に信じているかもしれないけど、こういったゲームは僕には効果無いし、やり返して楽しむタイプじゃないからね。サーキット上で答えを出す方が好きだね」とベッテルは付け加えた。

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