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メルセデスAMG「F1カナダGPではっきりとしたことが分かる」

F1スペインGP後、メルセデスAMGが2013年のクルマを使用して、極秘にピレリのタイヤをテストしていたことが、前戦モナコGPで明らかになり、レッドブルとフェラーリは、モナコGP決勝前に正式に抗議を行っていた。今週末のF1カナダGP（6月9日決勝）でも、メルセデスAMGとピレリが注目されそうだ。

テストについて口を閉ざしているメルセデスMAGだが、抗議したライバルチームに対しては負け惜しみだと反論。抗議した2チーム以外にも、メルセデスAMGとピレリは、ウィリアムズやフォース・インディア、ザウバーなどから非難されている。

このメルセデスAMGの秘密テストに関しては、今週末に行われるF1カナダGPにおいても大きな話題となることは間違いないだろう。そして、もしモナコGPで優勝を飾ったメルセデスAMGが再びカナダでも良いパフォーマンスを示すことになれば、さらに非難の声が大きくなるとみられる。

しかし、メルセデスAMGのエグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、メルセデスAMGが最近のレースでパフォーマンスを改善してきたのは、単に懸命な作業を行ってきたことの結果に過ぎないと次のように語った。

「われわれのクルマは最近の4レースでポールポジションを獲得している。このことは基本的にスピードがあることを示すものだ。そしてこの間、われわれは日曜日の午後（決勝）でのパフォーマンスを改善することに集中してきていた」

「そして、なんとかそれをモナコでやり遂げることができた。ある程度はそのサーキットの独特な性格に助けられたがね。今週末（カナダGP）は、われわれがどの程度の進歩を遂げることができたのか、もっとはっきりとしたことが分かるだろう」