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F1モナコGPのレッドブル復活劇、陰の功労者は

2013年05月29日(水)10:28 am

第6戦モナコGP初日の苦戦から一転、決勝で2位と3位をゲットしたレッドブル。どうやらテストドライバーのセバスチャン・ブエミが復活劇に一役買っていたようだ。

23日(木)のフリー走行でレッドブルは、戦闘力を欠いていた。

チームのコンサルタント、ヘルムート・マルコも『Servus TV(セアヴスTV)』にこう認めている。「われわれは1秒ほど遅れをとっていたね」

ところが25日(土)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はポールポジションを逃して、とても悔しそうだった。

マルコによると、苦境打開のためブエミはイギリスのミルトン・キーンズのチーム本拠地でシミュレーターに乗り、バーチャルの市街地コースを400周も回ったのだという。

その後モナコに向かったブエミだが、ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌によると、ヒースロー空港で巨大な箱ふたつを携行する姿が目撃されていた。何と新設計のフロントウイングだったというのである。

「土曜日にはペースが戻ったよ」とマルコは語り、次のように締めくくった。

「出だしの問題を考えると、結果が出せて万々歳だ。ふたつの選手権でリードを広げられたのは大きい」

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