F1の首脳陣が、ドライバーに対するペナルティー決定の方法として違反点数方式を検討しており、最高で出場停止のペナルティーが科される可能性もあるという。
『AFP通信』や『Times(タイムズ)』などの報道によると、F1のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングが、F1スペインGP(5月12日決勝)で各チームの代表者とこのシステムを話し合うようだ。
現在、コース上で違反行為があったドライバーに対しては、グリッド降格や罰金などのペナルティーが科されている。しかし、この現行システムの代わりに違反点数方式を採用することが検討されている。
違反点数はF1ドライバーに取得が義務づけられているスーパーライセンスに加算され、複数の違反があった場合には、出場停止が科されることもあるという。この件についてホワイティングは、次のように話した。
「難しい質問だ」
「ドライバーに出場停止を科すことは深刻な問題なので、うまくバランスを取る必要がある」
「いかなる出場停止処分も、そのドライバーへ本当に出場停止を科すべきなのか確かめなければならない」
「違反行為を監視し、舞台裏で(仮の)システムを運用して、採用した場合にどうなるのか確認する」