メルセデスAMGのチーム代表ロス・ブラウンが退任するとの報道が続いているが、チームのドライバーであるニコ・ロズベルグはその報道を否定している。
マクラーレンのパディ・ロウが“ガーデニング休暇”の名目でチームを離れたのは2014年からブラウンに代わってメルセデスAMGのチーム代表に就任するためだとの報道がこのところ続いている。
しかし、ロズベルグがF1バーレーンGPでポールポジションを取ったこと、またマクラーレンからメルセデスAMGに移籍したルイス・ハミルトンがブラウンの続投を望んでいることで、ブラウンの首はつながったと考えられる。
バーレーンGPではポールポジションからスタートするも、終わってみれば9位に沈んだロズベルグだが、予選終了時は満面の笑顔を浮かべていた。
また、バーレーンGPの1週間前に行われたF1第3戦中国GPではハミルトンがポールポジションから3位表彰台に立っている。
ブラウン離脱が見えてきたことで、チームの雰囲気に変わったところはあるかときかれたロズベルグは、『Die Welt(ディー・ヴェルト)』に「(ブラウンが離脱すると)世間では言われているね」と答えた。ロズベルグは、現チーム代表の退任を否定し、その後任とされるロウの加入についてはこう語っている。
「僕はそんな話を知らない」
「どうしてシーズンが終わったらブラウンがいなくなるって思わないといけないんだい?」
そして、バーレーンGPではポールポジションから一転、決勝ではピレリタイヤの扱いに苦労して9位に沈んだことについて、ロズベルグは「ポールポジションの喜びは一瞬で消えてしまった」と話し、次のように続けた。
「僕たちは自力では、まだ勝つ力がないんだと僕は思ってる。でも、いつか必ず勝てると全員が信じているよ」