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マクラーレン、2012年F1マシン再導入は考慮に入れず

2013年03月21日(木)17:27 pm

マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、チームの緊急事態から脱するため、2012年に何勝もした旧型マシンを引っ張り出すのではといったうわさを否定した。

昨年最終戦ブラジルGPに優勝したのは、ほかでもないジェンソン・バトン(マクラーレン)だ。ところが年が明けたとたん、開幕戦オーストラリアGPでマクラーレンはポイント取りに必死となる始末。これで、冒険的な設計を施した新型マシンMP4-28の欠点が明らかとなった。

マクラーレンが抱える問題の根深さを考えると、2012年型マシン再導入のうわさが立っても無理はない。昨年と大きく変わらぬ今年の新規則に合わせて昨年のデザインに手を入れ、フロントウイングをより丈夫にした上で統括団体FIA(国際自動車連盟)の対衝撃テストを受ければよいのだ。

さらにウィットマーシュは今週はじめ、「純粋に技術的な見地に立てば、それは可能だ」などと発言して、火に油を注いでいる。

しかしウィットマーシュは、イギリス『BBC』にこう話す。「目下われわれは今年のマシンを理解することに集中している。昨年型マシンは考慮に入れていない」

「今やるべきは、新型マシンの改良だ」

「大きな可能性を秘めたマシンなのは分かっている。昨年型よりダウンフォースも高いんだ。どうすれば(優れた性能に)手が届くのか理解すること、われわれに必要なのはそれだけさ」

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