2014年に予定されているF1ロシアGP開催に暗雲が垂れこめた。
『Speed Week(スピードウィーク)』の報道によると、負債に苦しんでいたレース主催者、フォーミュラ・ソチが経営破たん、ロシア南部クラスノダールの関係当局によって精算の手続きがとられたという。
レース会場となるソチでは、わずか1 ヶ月前にアナトリイ・パコモフ市長が来年11月のF1グランプリ開催を発表したばかり。
『Speed Week(スピードウィーク)』は、サーキットの建設業者でプロモーターでもあるオメガ社の方が法人としての規模は大きいことから、開催に向けた準備業務を新たに請け負ったと伝えている。
また、ロシア『Izvestia(イズベスチヤ)』紙はフォーミュラ・ソチのマーケティング担当重役ディミトリ・エロフェエフのコメントを掲載。今後もレース準備は続けられるとしている。
ソチのパコモフ市長は先月、こう語っていた。「クラスノダール地方の為政者たちにこのプロジェクトをつぶす権限などない。何せ国の威信がかかっているのだ」
「仮に何らかの問題が起きたら、きっと近隣の都市や州が必要とする助けの手を差し伸べてくれるだろう」