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F1ボスとFIA会長が21日に会合

2013年02月21日(木)18:21 pm

F1最高権威者のバーニー・エクレストンと、F1を統括するFIA(国際自動車連盟)の会長であるジャン・トッドというF1に大きな影響力を持つふたりが、21日(木)に面談を行うことになったとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が伝えた。そこで話し合われることになるのは、まだ締結をみていない2013年のコンコルド協定についてだとみられている。

コンコルド協定とは、F1チーム、統括団体のFIA(国際自動車連盟)、F1運営会社であるFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)の3者間で結ばれる協定で、F1の商業権や運営方法、利益分配などが規定されるものだ。2013年度の協定に関して、エクレストンは、すでに全チームとの間で金銭面にかかわる合意をとりつけているものの、いまだにチーム、FOM、そしてFIAの3者による最終的な協定にはまだ署名が行われていない状況だ。

F1レース自体は、パリに本拠を構えるFIAによって統括されることになっているため、FIA会長のトッドはそれほど心配していない。

まだ正式な協定調印に至っていない現時点においては、FIAは各F1チームから“参戦料”の徴収を行いながらも、まだF1の競技ルールや技術規定について変更を命ずることができる立場にある。

だが、ドイツ人記者ミハエル・シュミットは、エクレストンのほうも心配していないだろうと伝えている。いまだに3者間での正式な調印が行われていないということは、エクレストンにとってはいいタイミングで有利に働いているかもしれないというのだ。

82歳となるエクレストンだが、元銀行家のゲルハルト・グリブコウスキーとの贈収賄疑惑がかけられていることで、その権力が脅かされていると考えられている。しかし、まだ正式なコンコルド協定が結ばれていない現時点においては、恐らくはエクレストンが、F1を途切れることなく存続させることができる唯一の人間だからだ。

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