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F1テストを前に「緊張はない」とスーティル

2013年02月21日(木)18:19 pm

エイドリアン・スーティルは、21日(木)にフォース・インディアでのテストに臨むにあたり、「緊張はしていない」と語った。

あと残りひとつとなった2013年のレースドライバーの座をかけた「最終決戦」だと伝えられる中、スーティルはバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われているF1シーズン前合同テストにおいて、フォース・インディアの2013年型車VJM06での走行を行うことになっている。そして、もうひとりの有力候補とみなされているジュール・ビアンキも翌日の22日(金)にテストを行う予定だ。

2011年に起こした傷害事件で有罪判決を受け、F1の表舞台から姿を消していたスーティルだが、今回のテスト参加にあたって『DPA通信』に次のように話している。

「ついにF1サーキットに戻ってこられてうれしいよ」

「2011年のF1ブラジルGP以来だ。期待はしているけど、緊張したりなどしていないよ」

フォース・インディアに名称が変わる前のスパイカー時代を含めると、2007年から2011年まで、自身のF1キャリアのすべてをこのチームとともに過ごしてきたスーティルは次のように続けた。

「このチームに対して何かを証明する必要があるとは思っていないよ」

「これ(今回のテスト)が、本当にレースシートを争うためのものかどうかは分からない。だから心配はしていないんだ」

心配はしていないとは言うものの、やはり21日のテストはスーティルにとって重要な意味を持つものであることは間違いない。スーティルもそれを認め、次のように語っている。

「今後もF1に残れるかどうかが決まる最後のチャンスだと思う。もう1年待たなければならないとしたら、もう列車は出発してしまうだろうね」

「そうなれば、何かほかのことを考えないといけないだろう。でも僕には十分な経験があるし、いつもやっていることをやるだけさ。それが僕にとってできるすべてだからね」

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、実際には昨年12月にフォース・インディアとスーティルの間では2013年の契約についていったん合意に達していたものの、その後フェラーリの後ろ盾を得たジュール・ビアンキとフォース・インディアの交渉が本格化したと伝えている。

スーティルのマネジャーであるマンフレット・ジマーマンはこれに関し、「われわれはフォース・インディアを責めたりしない。彼らは常に公平に対応してくれた」と述べた。

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