HRTは救済不能だ。2012年のF1を同チームで戦ったドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサが認めた。
デ・ラ・ロサは今季もHRTで走る予定だったが、同チームは消滅することがほぼ確定。いまだ正式な発表はされていないが、先日にはチーム代表のルイス・ペレス・サラも、チーム存続が不可能だと認めている。
他チームのテストドライバーや控えドライバーなど、新しい所属先を探しているというデ・ラ・ロサは、母国でありHRTが拠点を置いていたスペインの『Marca(マルカ)』紙へこう語った。
「正式な発表はされていない」
「でも、僕たちはこのプロジェクトが終わるんだって感じていたよ」
「悲しいのは、これまでにスペインのチームはなかったし、この先も2度とできないだろうということだよ」
「歴史的なチャンスだったんだ。フェルナンド(アロンソ/フェラーリ)のように偉大なチャンピオンもいて、国内の関心が高まるには素晴らしい条件がそろったいい時期だったんだ」
「またこんな状況になるのは、とても難しいことだと思うよ」
またデ・ラ・ロサは、HRTの解散について「このプロジェクトが失敗なら、僕たち全員に少しずつ責任がある」とコメントしている。